組織試験
組織の状態、確認してみませんか
金属組織は、金属材料における強さ、硬さ、じん性などの機械的性質、物体の磁気特性の一つである保磁力、電気の流れにくさを示す電気抵抗などと密接な関係があります。例えば、同じ炭素鋼でも熱処理の状態で組織は全く異なり、熱処理の一種である焼入れのみを行った材料については硬く脆くなるなど、強さも変化します。また、金属材料に生じた欠陥や構造物の破壊原因には、金属組織との相関関係がみられることがあります。
金属の表面を鏡のように磨き、適切な薬品で腐食(エッチングといいます)し、その面を実体顕微鏡や光学顕微鏡で観察すると様々な模様を見ることができます。この模様を金属組織と言います。その模様は、金属材料の種類(鋳造や鍛造など)、化学組成(鉄や炭素等の含有割合)、熱処理状態(焼ならしや焼入れ等)によって異なる様相を呈します。金属組織にはマクロ組織とミクロ組織があります。
弊社の特徴、強みはこちら!
- ものづくりにおける検査や保全検査で培ったスンプ試験のノウハウが豊富。
- ボイラなどの高温高圧に晒された部材の組織の状態観察により、余寿命調査を行えます。
- 様々な材質のマクロ組織/ミクロ組織観察の実績があります。
- 非破壊検査と組み合わせた欠陥位置および欠陥状態確認も。
- 種々の学会への参加により技術を磨いています。
弊社で対応できる試験一覧
- マクロ組織試験
- ミクロ組織試験
- スンプ法によるレプリカ観察を用いた組織試験(実製品・設備が対象)
過去実績
- 溶接部の断面マクロ組織
- レプリカ観察による割れ観察
- 圧力配管に検出されたき裂の性状調査例
他の事例は事例集をご確認ください。