材料調査の事例集
このページでは当社が過去に実施したことのある事例をいくつかご紹介します。
<調査事例>
機械試験(事例1)
機械試験の実施例
○素材の実施例
品名 | 材質 | 寸法 | 試験内容 |
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丸棒 | SCM440H | φ350×300L | 引張試験、硬さ試験 |
丸棒 | SNB7 | φ16×200L | 引張試験、硬さ試験、衝撃試験 |
ギヤ | SNCM420 | φ3200×T270 | 実体硬さ試験、引張試験、衝撃試験、硬さ試験、断面マクロ観察、断面ミクロ組織観察、他 |
鍛造品 | Ti合金 | φ260×T160 | 引張試験、硬さ試験 |
丸棒 | SFCM880S | φ300×L300 | 引張試験、衝撃試験、硬さ試験 |
鍛鋼品 | S15C | W200×L240×t49 | 引張試験、硬さ試験 |
鍛鋼品 | SFT590 | W205×L155×t25 | 硬さ試験 |
○溶接材の実施例
品名 | 材質 | 寸法 | 試験内容 | 適用法規・規格 |
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板(突合せ) | SM400B | W250×L250×t9 | 引張試験、曲げ試験 | 圧力容器構造規格 |
管(すみ肉) | SS400 | φ75×t2×L280 | 引張試験 | - |
管(突合せ) | A106 Gr.B A312 Gr.TP304 |
φ216.3×t8.2×L400 | 引張試験、曲げ試験 | ASME Sec.IX |
管(突合せ) | STPT370 | φ216.3×t23 | 曲げ試験 | 電気事業法 |
板(突合せ) | SLA325A | W150×L100×t11 | 衝撃試験 | JIS Z2242 |
板(突合せ) | SS400 | W200×L200×t12 | 曲げ試験 | NK船級、ABS |
管(突合せ) | SA312 Gr.TP316 | φ168×L300×t18.3 | 引張試験、曲げ試験、衝撃試験、断面マクロ組織観察 | ISO 15614-1 ISO 9606-1 |
※表にない素材についても対応できますので、お問い合わせフォームからご相談ください。
組織試験(事例2)
事例2-1:組織の健全性確認
材質 | 炭素鋼 |
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観察結果 | 非金属介在物や偏析等の異常は認められず、フェライト+パーライト組織であった。 |
- 組織の健全性確認(フェライト+パーライト)
事例2-2:鋳鋼の欠陥部組織確認
材質 | 鋳鋼 |
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観察結果 | 欠陥を縁取るようにフェライト層が観察された。欠陥近傍の母材部はウィドマンステッテン組織であった。 |
- 鋳鋼の欠陥部組織
事例2-3:確認
目的 | ボイラ配管についてクリープ損傷状態を確認する。 |
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材質 | 9Cr鋼 ※供用中の設備は切断による調査が難しいため、スンプ試験によりレプリカ採取し、レプリカに転写された組織を確認した。 |
クリープ損傷率推定方法 | 個数密度法 |
- ボイラ蒸気配管のクリープ損傷状態
事例2-4:ボイラ蒸気配管の損傷原因調査(クリープ損傷)
材質 | Cr-Mo鋼 |
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観察結果 | 溶接熱影響部の粗粒域にクリープボイドと推定される微小穴が無数に観察された。また、クリープボイドが連結して生じたミクロき裂が観察された |
- ボイラ蒸気配管の損傷原因調査
折損調査、破断調査(事例3)
事例3-1:ボルトの折損調査
状態 | 数回荷重を受けた後に折損 品名 六角穴付きボルト 材質 合金鋼+めっき処理 |
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調査方法 | 外観観察、破面観察、硬さ試験 |
調査結果 | 水素脆化+衝撃荷重により折損に至った。 |
- ボルトの折損調査
事例3-2:搬送治具の破断調査
状態 | 定格荷重以下の負荷で運転中に破断 品名 搬送治具 材質 炭素鋼 |
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調査方法 | 外観観察、破面観察、断面観察、EDS |
調査結果 | R部の未溶着部が切欠き起点の疲労破壊。 |
- 搬送治具の破断調査
異物調査(事例4)
事例4-1:水中沈殿物の物質同定
目的 | 水中に確認された沈殿物の物質を確認する 品名 水中の沈殿物 |
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調査方法 | 外観観察、EDS、X線回折(XRD)、赤外分光分析(FT-IR) |
調査結果 | 構成材の腐食生成物である鉄錆と推定される。 |
- 水中沈殿物の物質同定