焼入硬化層深さ測定装置 SH-69
高周波焼入れ深さを切断せずに測定
焼入硬化層深さ測定装置 SH-69は、高周波焼入れ深さを、製品を切断することなく測定する装置です。
SH-69を使用することで、高周波焼入れ深さの測定の際の「製品の切断」「エッチング」「深さ測定」を省略することができ、業務の効率化が図れます。
SH-69は超音波を利用して表面の焼入硬化層と母材との結晶粒の違いを散乱エコーから読み取り、焼入硬化層の深さを非破壊で計測し、デジタル表示する画期的な測定装置です。
測定箇所に合わせて、最適な探触子を選定し、測定条件を設定することで、焼入硬化層と母材の境界を識別し、精度よく、安定した測定が可能です。
SHシリーズは、自動車部品、風力発電設備用部品、建設機械部品、農業機械部品、船舶・舶用機器部品、内燃機部品、工作機械部品、その他一般産業部品などの高周波焼入れ深さの測定に広く利用されています。
SH-69は、従来モデルSH-67の機能を継承しながら7インチワイド液晶タッチパネルを採用し、操作性と測定結果の見やすさを向上しました。また、合否判定機能や補正機能を新たに搭載しています。
SH-69の特長と強み
切断せずに焼入れ深さを測定
製品を切断することなく測定ができるため、省力化・省コスト化で業務の効率化が可能です。
専門知識不要
お客様の製品状況に合わせて、最適な測定条件をご提案・設定しますので、専門知識・技術は不要です。
専用探触子ホルダを製作
測定対象や測定箇所に合わせて専用の探触子ホルダを製作し、安定した測定をサポートします。
コードレスで持ち運び可能
バッテリーを内蔵しているため、電源のない場所でも測定が可能です。製造現場などへ持ち運んで使用できます。
約5分で測定開始
電源投入後、約5分で測定準備が完了し、測定を開始できます。
適用分野
- 自動車
- エンジン・内燃機関
- 工作機械
- 風力発電設備
- 農業機械
- その他一般産業
- 建設機械
- 船舶・舶用機器
検査法の原理・特徴
SH-69は、超音波を用いて高周波焼入れによる焼入硬化層の深さを測定します。
焼入硬化層は、組織が焼入れによって微細化されるため、超音波が通過しやすい(散乱エコーが小さい)状態となっているのに対し、母材では組織が粗く、超音波の散乱が起こりやすい(散乱エコーが大きい)状態となっています。
SH-69は、散乱エコーが大きくなる位置を検出することで、焼入硬化層と母材の境界位置を測定します。
| 仕様 | 項目 | 性能 |
|---|---|---|
| 焼入硬化層深さ測定機能 | 測定対象 | 高周波焼入硬化層深さ |
| 測定範囲 | 0.7~15mm | |
| 測定分解能 | 0.1mm | |
| 測定再現性 | ±0.1mm(同一箇所) | |
| スキャナーインターフェース | スキャナーインターフェース機能(スキャナーはオプションです) | |
| 超音波探傷機能 | 感度 | 80dB以上(5MHz狭帯域) |
| ゲイン調整範囲 | 最大110dB 0.1dBステップ | |
| 受信増幅の中心周波数 | 0.25/0.5/1/2/3/4/5/10/15/20/25MHz | |
| 増幅直線性 | ±3%以内 | |
| 測定範囲 | 5.9〜14,555mm(音速5,900m/s時) | |
| 時間軸直線性 | ±1%以内 | |
| 共通 | ACアダプタ | AC100〜240V 50/60Hz |
| バッテリ | リチウムイオン電池 | |
| バッテリ使用時間 | 約6時間/1本(ご使用条件によって異なる場合があります) | |
| 周囲温度 | 0~40℃(作動時、非直射日光) | |
| 画面サイズ | 7インチワイド液晶、タッチパネル | |
| 外形寸法(mm)・質量(kg) | 270(W) × 167(H) × 103(D) 3.6kg(バッテリ1本含む) | |
| ケース | 防水・防塵規格: IP66準拠、アルミ合金ボディ、プロテクタ装着 | |
| 外部インターフェース | カードスロット : SDメモリカード |
適用事例
代表的な測定対象
- クランクシャフト
- 各種シャフト
- 等速ジョイント(CVJ)部品
- 旋回ベアリング
- ベアリング
- 車輪
- 歯車
- スプロケット
- ロールなど






