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計測器校正・計量器校正

「校正」と「点検」似ているようで全く違う二つの「計測器の管理方法」

計測器・計量器校正
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現場でよく耳にする「校正」と「点検」。どちらも計測器の状態を確認する作業ですが、このそれぞれの使い方がごちゃ混ぜになっていませんか?「校正したから大丈夫」……実はこれ、半分正解で半分間違いかもしれません。

イラスト:「校正」と「点検」似ているようで全く違う二つの「計測器の管理方法」

項目 校正 点検
目的 計測器の器差(ズレ量)を求める
計量トレーサビリティを確保する
→即ち計測器の測定結果の信頼性を担保する
破損・故障・表示不良等の異常の確認
表示値が許容範囲内か確認
継続使用可否の確認
方法 より精度の高い標準器との比較校正 動作確認・零点確認・表示確認等の社内点検や
オーバーホール等のメーカー定期点検※
※校正も含まれているケースが有ります。
コスト 標準器の購入・管理、校正作業員の力量管理等 社内点検の項目内容やメーカー点検費用
実施頻度 1年~数年周期等、長いスパンて定期的に実施 毎日、月一回等、比較的短期間で定期的に実施

1. 校正について

校正を一言で表すなら、「計測器の器差(ズレ量)を求める」ことです。
計量トレーサビリティが確保された「標準器」と比べることで、計測器がどれぐらい標準値からズレているのかを明らかにします。
ここで誤解され易いのが校正の目的は「ズレを知ること」で「ズレを直すこと(調整)」ではないという点です。
「ズレを直すこと(調整)」は校正の次のSTEPであり、ズレを知ることにより初めて、調整要否、補正要否、継続使用可否、廃棄等の判断ができることになります。

2. 点検について

点検を一言で表すなら、「異常の有無の確認」です。
破損・故障・表示不良等の有無を定期的に確認することにより、使用継続可否やメーカー点検の必要性等が判断できます。
早期に異常が発見できれば、品質への悪影響を最小限に減らすことができる他、点検記録を作成しておけば、計測器に不良が有った際、いつから不良が発生していたのか、遡及調査することもできます。
※点検記録の残し方にもよります。

3. 実施頻度について

校正・点検どちらも実施する頻度に特に決まりは有りません。
「計測器が不良になった際に発生するリスク」と「校正・点検コスト」を天秤にかけて決定するのが一般的です。
※計量法上の検定・定期検査等、公に定められた周期が有る場合も有りますのでご注意ください。

イラスト:実施頻度について

4. 校正と点検の重要性

ISO9001の要求事項にもあるとおり、計測器の校正は品質管理において重要な要素です。
ただし定期的な校正だけでは、十分とは言えません。校正結果が不合格の際や(いつから不合格なのか?)製品品質への悪影響を最小限に留めるためにも、校正に併せて「点検」も実施することが肝要です。
校正・点検を着実に行うことが、測定結果の信頼性や製品品質の向上に繋がるのです。

イラスト:校正と点検の重要性

5. 校正と点検のよもやま話

体調管理を一例に考えてみましょう。
定期健診をしなければ、知らず知らずのうちに重大な病気が進行しているかもしれませんよね。
また定期健診の結果に満足して日々の健康管理を怠ると、いつかは体調不良になりますよね。
この定期健診こそ「校正」であり、いつから調子がわるくなったの?を確認する手法の一つが「点検」なのです。

6. まとめ

あなたの手元にあるその計測器、最後に「校正」に出したのはいつですか?
定期的に「点検」を実施していますか。「これって校正?それとも点検?」迷ったら、まずはご相談を。

計測器の管理は、時に迷路のように複雑です。
「判定基準はこれでいいの?」、「このズレは許容範囲内?」、「点検の頻度はこれでいいの?」といった素朴な疑問こそ、より良い品質管理への重要なヒントが隠されているかもしれません。
少しでも「あれ?」と思うことがあれば、お気軽に神鋼検査サービス/計量校正センターまでお問い合わせください。
私たちの知識と経験を活かし、全力で皆さまの計測器管理をバックアップをさせていただきます!

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