各種機械加工品、成形品、設備に関わる部品等の精密寸法測定
当社は主に、工場等で製作される製品の寸法測定や、各種設備の開放検査等で各種部品や設備母体の寸法測定に対応しています。
工場で製作された製品には、図面指示で寸法公差が決められており、精密加工品であれば、一段と寸法公差も厳しくなります。それらに対して正確な良否判断するのは、非常に難しく、高度な技術や経験が必要となります。
神鋼検査サービスでは、これまで工場内でクランクシャフト、船体部品(鋳鋼品)、各種機械加工品の完成検査を長年請負ってきた経験を基に、機械検査技能士による確かな技術と知識から大型・小型を問わず、直径/内径/長さ/高さ/幾何公差/穴径/外径等の正確な精密寸法測定が可能です。
- 外側マイクロメーターによる大型品の寸法測定
(2200mmまで測定可能)
- 外側マイクロメーターによる製品の直径測定
- 内側マイクロメーターによる製品の内径測定
その他にも、プレス設備等の開放検査時に行う寸法測定の経験もあり、各種設備部品の現状確認や、外観目視確認、粗さ測定等も実施可能です。
要相談にはなりますが、近年では三次元測定も行っており、幾何公差の評価やCADとの比較測定などにも対応可能です。
ポイント
神鋼検査サービスでは、工場で培われた製品測定のノウハウを生かし、小型から大型(2200mm以下)までの寸法測定を、当社で校正された各種測定器を使用し、5/1000mmからの正確な測定が可能です。
加えて、工場内の機械設備のオーバーホール時には、主要部品の寸法検査等を行ってきた経験より、製品検査だけでなく、設備に関わる大小の部品検査も、持込みだけでなく現地での検査対応も承ります。
また、お客様のご要望により、測定だけではなく、測定方法の検討やご提案、測定した値を基にした成績書作成、客先立会の代行受託等、様々な検査サービスを提供することができます。
その他、出張による一時的な寸法測定はもちろんですが、寸法測定のアウトソーシング・代行検査として活用していただく御相談にも乗らせていただきます。
検査の特徴
当社で校正された、測定器を使用し、5/1000mm程度からの測定が可能です。また、設備や部品等の摺動面等の粗さ測定や、硬さ測定も可能です。
寸法測定時には、測定器のたわみや、温度差によって生じる測定誤差を考慮し経験豊富な検査員が正確な寸法測定を行う事ができます。
測定対象
- 大型/小型機械加工品
大型/小型の軸径や、はめあい部の内径、結合フランジの穴径等をマイクロメーターやノギス、デプスゲージ、シリンダーゲージ等を用いて、5/1000mm単位で測定します。 - 精密部品
公差の厳しい製品に対しては、マイクロメーターやダイヤルゲージ等を用いて、5/1000mm単位で測定します。また、定盤に設置可能なサイズであれば、振れ測定等の定盤精度検査も可能です。 - 設備等の持込めない大型部品
工場等に設置されているプレス等の設備保全時に、移動できない設備部品の寸法測定や各種部品の摺動面の粗さ測定、寸法測定等を出張対応にて実施することも可能です。 - 図面の無い部品の実測
古い設備部品について、図面などが無い場合に、実寸法等を出張対応にて測定し、成績として提出することで、お客様の現状確認や新規作成時への情報提供が可能です。 - 粗さ測定
定期校正を受けた表面粗さ計を用いて、製品や設備部品等の表面性状をお客様のニーズに合わせて測定する事が可能で、出張検査でも実施可能です。 - 硬さ測定
焼き付き等で停止した設備部品の焼き付き部分、または製品そのものの硬さ(硬度)を、エコーチップ(ショアー硬さ等に変換可能な機械)を用いての測定が可能で、測定子(プローブ/ハンマー)が入る場所であればどこでも測定する事ができます。