ケーブル張力測定
レーザードップラー振動計による非接触のケーブル張力測定
離れた場所からケーブルに触れることなくケーブルの張力を算出します。
作業の効率化、異常時点検に向けた取り組みに寄与することが出来る点検方法です。
- 加速度計取り付け不要で素早く
- 150m※離れた距離でも対応可能
※長距離タイプの場合
- 1本あたり5分、1日48本調査可能
- 点検支援技術性能カタログ
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技術番号:BR030057-V0024
令和6年点検支援技術性能カタログ(橋梁・トンネル):国土交通省
分類 | 計測・モニタリング技術 |
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技術名 | レーザードップラー振動計による非接触のケーブル張力測定技術 |
性能カタログ | https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/c/BR030057.pdf |
技術の性能確認シート | https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/s/BR030057.pdf |
国土交通省の 点検支援技術性能カタログ |
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原理
車両通過や風により振動しているケーブルにレーザ―光を照射し、所定時間の速度の時刻歴データをレーザードップラー効果を利用して検出します。計測したデータをFFT解析し、ケーブルの固有振動数及び次数より張力値を導出します。
調査方法
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計測対象のケーブルが視認できる位置にレーザードップラー振動計を設置し、車両等の通行や風による常時微動によって、所定時間の速度の時刻歴データを計測する。
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計測した速度の時刻歴データを用いてFFT解析を行ない、ケーブルの固有振動数を高次(3次以上)まで複数ピックアップする。
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張力の算出プログラムに、計測で 得られた高次のケーブル固有振動数と次数、既知であるケーブルの長さ、単位重量を入力することでケーブル張力の推定値を算出する。
測定事例
No.1 | No.2 | No.3 | No.4 | No.5 | ||
ケーブル張力(ton) | 324 | 386 | 388 | 354 | 540 | |
ケーブル長(m) | 99.34 | 120.99 | 129.12 | 155.14 | 184 | |
単位質量(kg/m) | 82.8 | 82.8 | 82.8 | 82.8 | 123.5 | |
固有振動数(Hz) | 1次 | 1.0156 | 0.8594 | 0.8438 | 0.6719 | 0.5625 |
2次 | 2.0000 | 1.7813 | 1.6719 | 1.3218 | 1.125 | |
3次 | 3.0000 | 2.6563 | 2.5156 | 1.9531 | 1.7188 | |
4次 | 3.9688 | 3.5469 | 3.3328 | 2.6563 | 2.2813 | |
5次 | 5.0313 | 4.4375 | 4.1719 | 3.2969 | 2.8906 |

レーザーによる振動測定
